主婦(夫)採用が上手くいく企業ほど陥りがちな落とし穴とは
現在、サービス業界や製造業界など多くの企業で「主婦(夫)採用」が進んでいます。
「男女共同参画白書 令和4年版」によると2021年の「雇用者の共働き世帯」は「男性雇用者と無業の妻から成る世帯」の2倍以上と言われており、採用するうえで「主婦(夫)」をターゲットに入れることはもはや常識と言えるのではないでしょうか。
しかし、主婦(夫)採用に注力している企業ほど平日夜や土日のシフトが埋まらず苦労するケースが多いようです。
目次[非表示]
- 0.1.主婦(夫)さんが働きたい時間帯
- 0.2.解決策1.時給のアップ
- 0.3.解決策2.土日のみOK
- 0.4.解決策3.留学生採用
主婦(夫)さんが働きたい時間帯
主婦といえば当然、家事・育児との両立が大きな課題となります。
平日は子どものお迎えや晩御飯等の準備が控えているため夕方までしか働けず、土日は子どもと過ごすためシフトに入ることすらできません。面接時に「土日どちらかは働く」ことを条件にしている企業もありますが、採用辞退や家族とのすれ違いによる早期退職を招いてしまう恐れもあります。
そこで、今回は平日夜と土日だけ埋まらないシフトの解決策についてご紹介いたします。
解決策1.時給のアップ
最初の解決策は時給アップです。「収入が上がるなら」と現従業員の中からも平日夜・土日のシフトを希望する方が出てくるかもしれません。一般的に50円~100円程度上げる企業が多くみられます。
解決策2.土日のみOK
土日のシフトがなかなか埋まらない場合には、土日だけ働くスタイルをOKとし募集要項に入れてみるのもいいでしょう。土日だけ働く組と平日だけ働く組で連携がうまく取れるよう、引継用ノートを作る手もあります。
解決策3.留学生採用
最後にオススメするのが留学生採用です。留学生は基本的に日本語学校に通っているため、学校終わりの平日夜や学校が休みの土日に働いてくれる傾向があります。実際にコンビニなどは深夜に留学生を置いているところが多く、先に述べた主婦採用と組み合わせるとぴったりシフトを埋められることがわかります。
とはいえ留学生採用は他にないルールも多く、大変なのではないか?というイメージの方も多いと思います。そんな方はこれらの記事とチェックリストを参考に、留学生採用を進めてみてください。
平日夜と土日だけ埋まらないシフトの解決策3つをご紹介しました。無理にシフトをお願いして従業員のモチベーションを下げてしまうのではなく、こういった工夫で生産性の向上を心がけることが大切です。