各企業が推進している「外国人採用」ですが、多くの人事担当者様から聞かれることの１つが「外国人ってスグ辞めちゃうのでは？」ということです。もちろん外国人であろうとなかろうと退職者は出てしまうものですが、対策をすることは可能です。

ここでは外国人の離職をおさえる３つの方法をご提案いたします。

１．受け入れ時の体制を整えておく

例えば外国人を採用する際、「いつも理解してもらうのに時間がかかってしまうな…」という業務や手順については見直しが必要です。

• わかりづらい言葉を使っていないか
• 適切なタイミングで説明しているか
• 飲み込みやすい順番で説明しているか

以上のことについて現場の指導担当と検討・改善することにより、定着率の改善が望めます。

２．ステップアップの場を用意する

外国人が辞めてしまう理由の中で、あまり知られていませんが実は重要なのが「向上心の強さ」です。

日本に来たばかりの外国人は喋れる言葉が少ないため、単純作業につくことが多いでしょう。

しかし彼らは日本を学びたい、日本で働きたいと思っているため、だんだん日本語の能力が上がります。

そのため仕事も日本語力に合わせて変えたいという思いから転職を決意してしまうことがあるのです。

解決策としては、１つの職場の中でステップアップを準備してあげることが挙げられます。

• 日本語の習得レベルによって昇給すると決めておく
• 配置変換・リーダーを任せてみる

そういったことにより外国人は「今のスキルに合った仕事をさせてもらえてる」と思い、定着してくれる可能性が高くなります。

３．入社時の父母会

例えば現地でエンジニアを数人採用した際などに有効です。

入社前にもう1度現地に行ってご両親と触れ合ってもらい、自社で働いてもらうメリット等を説明します。

ご両親の納得感を得られるだけでなく、採用者本人に後押ししてくれることも期待できます。

まとめ

外国人の定着率を上げるためには、受け入れの整備、ステップアップの用意、父母会の検討が必要です。これらの取り組みを通じて、外国人が日本で快適に生活できるようになれば、定着率が上がることが期待できます。