株式会社カインズ様
スポット勤務を“単発”で終わらせない。
「また働きたい」と思われる関係づくりへ。
スポットワーク活用に依存しきらず、経験者の再勤務を促進
採用コスト削減と現場負担軽減の取り組みとは
スポットワーク活用に依存しきらず、経験者の再勤務を促進
採用コスト削減と現場負担軽減の取り組みとは
―― まず御社の事業と人材構成について教えてください。
カインズは、全国に約260店舗を展開するホームセンターです。
従業員数は正社員が約3,500名、パート・アルバイトを含めると約2万人弱の規模になります。
店舗運営は非正社員のメンバーが中心で、全体の7〜8割を占めています。
そのため、現場を支える人材の確保と定着は、経営に直結する重要テーマになっています。

―― 採用面ではどのような課題がありましたか?
まず1つ目が、人材確保の難しさです。
特にサイクルやリフォームなどの専門領域では、スキルを持つ人材が市場に少なく、他社との競合も激しいため採用が難しい状況でした。
2つ目が、シフト充足の難しさです。
夕方以降など、レギュラーアルバイトだけでは埋めきれない時間帯があり、短期アルバイトで補っていましたが、安定的な確保には課題がありました。
そして3つ目が、スポットワークサービス活用によるコスト増と現場負担です。

―― スポットワークサービスの活用にはどのような課題がありましたか?
どうしても埋まらないシフトや、繁忙期の人手不足への対応として、スポットワークサービスは非常に有効な手段でした。
一方で、利用量に比例して手数料が積み上がるため、活用が進むほどコストが膨らんでいく構造になっていた点は大きな課題でした。
また、現場負担も無視できませんでした。
毎回異なる人材が来るため、その都度業務説明が必要となり、教育コストが発生します。
結果として単発で終わるケースも多く、“教えて終わり”になってしまう非効率な状態が続いていました。
――数あるサービスの中で、アルムニア導入の決め手は何でしたか?
最も大きかったのはコスト面です。
他サービスと比較して手数料が低く、利用が増えるほど全体コストが最適化される設計は非常に魅力的でした。
加えてもう1つが、人材をタレントプール化できる点です。

―― 「タレントプール化」とはどういうことですか?
従来のスポットワークは、その日限りの“単発の出会い”になりがちでした。
一方でアルムニアでは、一度働いた方を蓄積し、次回以降も同じ方に来ていただける仕組みがあります。
これにより、
・教育工数の削減
・現場の安心感向上
・準レギュラー人材としての活用
が実現でき、一度関わった人材(退職者やスポットワーカー)との関係を“途切れさせない”点に価値を感じました。
―― 導入時の現場の反応はいかがでしたか?
正直なところ、当初は抵抗もありました。
「また新しい仕組みか」という声もあり、特に現場メンバーは慎重でした。
ただ、店長と丁寧に対話し、
・コストインパクト
・今後のグループ活用の可能性
・現場負担の軽減
をしっかり共有することで、店舗単位で導入を進めることができました。
現在では、「もっと早く導入すればよかった」という声も上がっています。
―― 実際にどのような効果がありましたか?
まず大きいのはコスト削減です。
スポットワーク関連コストは全体として約3割ほど削減できました。
加えて、現場の変化も顕著です。
リピーターが増えたことで、業務理解のある人材が増え、都度の説明やフォローの負担が減り、現場の負担は確実に軽減されています。
また、繁忙期においても、必要なタイミングで人材を確保できる体制が整いました。

―― 今後の活用イメージについて教えてください。
特に期待しているのは、グループ横断での人材活用です。
現在は一部導入にとどまっていますが、これが約31,409人※の従業員を抱える親会社ベイシアグループ全体に広がることで、
・人材の相互活用
・グループ内での最適配置
・採用競争力の強化
といった効果が見込めます。
“グループで人材を保有する”状態を実現できる点は、大きな競争優位になると考えています。
すでに一部のベイシア店舗でもタレントプール化を開始しており、効果検証を進めながら、
グループ全体での人材活用最適化を見据えた取り組みを推進していきます。
※2025年2月末現在。正社員・アルバイト・パート社員含む。
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