catch-img

シニア採用と支援制度について解説!

概要

シニア採用には、企業にとってメリットが多くあります。また、企業がシニア層を採用する際には、助成金等の支援制度があることを知っていますか?この記事では、シニア層を採用する企業に対して提供される助成金や支援制度について解説します。


シニア採用とは

シニア採用とは、年齢が高い人材を採用することです。一般的には、50歳以上から60歳以上を区分としています。シニア層は、多様な職業経験や技能を持ち、企業にとって大きなメリットがあることが知られています。

若年層人材と比較した際のシニア採用のメリット

学生や若年層人材の弱点として、シフトの融通が利きにくい点が挙げられます。
テストや日々のスケジュールに左右される学生・若年層は、偏った時間の応募に集中しやすく、一か所での勤務時間も短いスパンであることが多く、採用する企業にとっては新規募集の回数もかさんでしまうことがあります。
それに対し、ミドル(主婦・主夫)・シニア層は幅広い時間帯でカバーができる傾向にあります。(図参照)
また、弊社の運営する「はた楽求人ナビ」の40代から60代の機能勤務時間調査によると、40代から60代のきの応募者は長期間(3年以上)の勤務を希望する場合が多いという結果になりました。


助成金や減税制度の活用

シニア採用には、国や自治体からの助成金や減税制度が利用できます。これらを活用することで、採用や人材開発にかかる費用を抑えることができます。また、企業としても社会的責任を果たすことができるため、企業イメージも向上することが期待できます。
以下では、シニア採用に関する助成金や減税制度を紹介します。

特定活躍支援加算金

特定活躍支援加算金は、障害者雇用や特定の雇用形態の促進など、特定の条件を満たした場合に受けられる助成金です。この助成金は、シニア層の採用にも適用されます。65歳以上の採用者を雇用した場合は、月額4万円の助成金が支給されます。また、50歳以上の採用者を雇用した場合は、月額2万円の助成金が支給されます。

雇用対策助成金

雇用対策助成金は、定着率の高い雇用形態、非正規雇用の正規化、雇用の拡大などを目的として、国や自治体から支給される助成金です。シニア採用においても、採用後12か月以上の定着が見込まれる場合に受け取ることができます。具体的には、45歳以上の採用者を雇用した場合は、最大で50万円の助成金が支給されます。

定着支援金

定着支援金は、新規採用者や若年者を対象として、採用後の定着を促進する目的で支給される助成金です。シニア採用においても、採用後12か月以上の定着が見込まれる場合に受け取ることができます。具体的には、60歳以上の採用者を雇用した場合には、50万円の助成金が支給されます。

現場実習・職場体験支援金

現場実習・職場体験支援金は、新規採用者を対象として実施される職場体験などを支援する制度です。50歳以上の採用者を雇用した場合は、日額5,000円の支援金が支給されます。

注意点

助成金や減税措置は、条件が設けられていることが多いので、注意が必要です。例えば、雇用期間の制限や、復員軍人の採用に限るなど、細かな制限があることがあります。また、一部の制度では、利用にあたっては事前に審査を受ける必要があることもあります。
特に留意する点は「給与水準」についてです。シニア層の専門職やスーパーバイザーなど、高額の報酬を支払う場合には、助成金の対象外になる場合があるため、事前に確認することが必要です。

まとめ

シニア層の採用には、企業に多くのメリットがあります。そして、採用する企業に対しては、助成金や支援制度が用意されていることも多いです。これらの助成金や支援制度をうまく利用し、シニア層の雇用を促進して、企業の発展につなげていきましょう。


【シニア採用をご検討中の方へ】
40代・50代・60代の方のための、日本最大級の中高年・シニア層向け求人情報サービス
「はた楽求人ナビ」は企業の皆様のシニア採用をサポートいたします。

  はた楽求人ナビ|株式会社ツナググループHC 株式会社ツナググループHCの運営する日本最大級の中高年・シニア層向け求人情報サービス「はた楽求人ナビの紹介ページです。初期費用・掲載費用無料!低リスクで安心してスタートが可能です。 株式会社ツナググループHC


人気記事

タグ一覧