2023年の最低賃金はいつ発表？いつ改定される？

2023年度の最低賃金の発表・改定はいつ？と気になる方も多いはず。そんな方々のために、最低賃金の発表時期や発表方法についてまとめてみました。

まずは最低賃金について説明します。最低賃金とは、労働者に対して法律で定められた最低の賃金額のことです。厚生労働省が毎年一定期間ごとに発表し、その金額を下回る賃金は支払うことができないように定められています。

昨年、令和4年度（2022年）は、10月の改定により最低賃金が30円～31円ＵＰしました。

以下は各都道府県の一例です。

最低賃金の発表時期は、年や都道府県によって異なりますが、昨年は8月23日に全ての都道府県で地域別最低賃金の答申がなされました。

「地域別最低賃金の答申」とは、厚生労働大臣の諮問機関である中央最低賃金審議会が示した「令和４年度地域別最低賃金額改定の目安について」などを参考として、各地方最低賃金審議会で調査・審議した結果を取りまとめたものです。

答申された改定額は、都道府県労働局での関係労使からの異議申出に関する手続を経た上で、都道府県労働局長の決定により、10月１日から10月中旬までの間に順次発効される流れとなります。

最低賃金の発表方法は、都道府県労働局や都道府県労働組合など見によって発表されます。また、インターネット上でも発表される場合が多いため、ネット上でも確認することができます。

第一に、改定後に求人を出す際は最低賃金を下回らないよう気を付けましょう。研修期間の時給や高校生の時給であっても最低賃金を下回ることはできません。

また、他社も同様に最低賃金を意識して給与を上げる可能性があります。その場合、求職者を逃さないよう、給与以外の点でアピールポイントを記載した求人原稿を出稿することが大切です。例えば、以下に当てはまるかチェックしてみましょう。

求人票には書かれていない面白そうな業務内容に魅力を感じて、応募したいと思う場合もあります。それが自分のキャリアアップにつながると考えたら、給与に関わらず魅力を感じる人が多いでしょう。

求人票に書いていないワークライフバランスや福利厚生があれば、注目してみてもいいかもしれません。保険の充実、社内イベントの多さなどが給与以外の満足度を高めてくれるかもしれません。

給与額だけでなく、スキルアップやキャリア形成につながる環境が整っているという点もポイントです。社内研修や先輩社員とのマンツーマン指導、社外研修への支援などが、スキルアップやキャリア形成を後押ししてくれるかもしれません。

スタートアップ企業の求人は給与が低い場合が多いですが、これは成長企業として自分自身も成長できる経験を得るという意味もあります。自分がどのような仕事を手掛けているのかが明確で、業務フローも見えやすいため入社後のキャリアアップの可能性を感じられる場合が多いという点も注目しましょう。

各都道府県ごとに発表されるため、都道府県労働局や都道府県労働組合の記者会見やインターネットを活用すると、手軽に確認することができます。また、最低賃金は毎年改定されるため、8～9月頃に改定の発表があります。

また、最低賃金の改定に伴い求人の見直しをしてみてもいいでしょう。応募者が、自分のキャリアアップ、ワークライフバランス、スキルアップ、スタートアップ企業での成長経験など、どのようなポイントに魅力を感じるかを見極めることがポイントです。

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