採用活動が定量的に評価できるようになり、
店舗の傾向と対策が明確に

株式会社エムアイフードスタイル (三越伊勢丹グループ) 様

株式会社エムアイフードスタイル
(三越伊勢丹グループ) 様

導入サービス:採用コンサルティング・採用代行(RPO)
業種  :スーパーマーケット・専門店ショップ
店舗数 :30店舗(スーパーマーケット16店舗、専門店ショップ14店舗)
従業員数:2,026名(アルバイト・パート含む、2020年4月時点)
株式会社エムアイフードスタイル様1
総務本部 人事部 人事担当
片淵 真基様
導入前の課題 定量的な検証ができず店舗の採用状況が見えていなかった
得られた効果 採否状況が定量化され、店舗ごとの傾向と対策が具体的になった

01 導入前の課題

課題特定が出来ずPDCAが回せていなかった

—弊社のRPOサービスを導入する前に持たれていた採用における課題をお聞かせいただけますか?

一つ目は、店舗の業務工数ですね。当時、応募者対応などは店舗の店長たちが電話を取って空いているシフトで面接日を調整するというかなりアナログなやり方をしていたので、店舗にはかなり負担を掛けていたと思います。あとは、どうしても接客を伴う仕事ですから、お客様の対応をしたり、レジ業務などに追われていると、応募者の対応に遅れがでてしまう事もありました。
二つ目は、人事が採用に関する検証ができていなかったことですね。求人媒体の差配は店舗の要望をもとに人事担当が行っていたのですが、それだと店舗の状況がまったく見えてこないんですよね。今では見るべき指標として当たり前になっている応募数や、採用率、採用単価など数値で語れるものがなかったので本部側もなんとなくでしか伝える事が出来なかったと思います。

—その課題の背景や要因はどんなところにあったのでしょうか?

そうですね、定量的観点が不十分だったかなと思います。そのため、店長たちも採用について自信をもって話したり取り組んだりすることができていなかったと思います。店長たちは売上などの数値にはすごく興味をもって話をしてくれるんですが、採用となると、定性的な感覚で採用していたり、数値をもとに判断するという感覚をあまり持っていなかったと思います。
「応募が集まらないのはなぜか」、「応募は集まるけどいい人が採れないのはなぜか」とか、そういった事が店長たちにもわからず、人事側も明確にしてあげることができていませんでした。その結果、漠然と感覚的な採用活動をするしかない状況になってしまっていたと思います。定量的観点が不十分だったことが、課題特定できていなかった部分にも繋がり、PDCAがうまく回せていなかったですね。

02 導入の決め手

課題やゴール設定に向けた具体的な提案が決め手

—弊社のRPOサービスの導入を検討いただくにあたり他社の検討もされていたのでしょうか?

そうですね、「面接設定率はどこにも負けません」と言って下さったコールセンターの会社さんもあったのですが、それ以外のポイントが薄く感じてしまって。今後の採用手法や方向性について他社も含めて複数社検討させて頂きましたが、しっかりKPIを持って話を進めてくれ、弊社の課題やゴールに向けた提案が出来ていたのはツナグさんでした。一番当社を理解しフィットしてくれているなと。

—具体的にどんな部分に魅力を感じていただけたのでしょうか?

もともと複数の業者に依頼するのではなく、一つの業者に絞ろうと決めていたのもあったんですが、ツナグさんは人事業務工数の削減、応募者数と面接設定数の最大化、応募管理システムの提案、応募受付センターの設置など採用プロセス全体をトータルで提案してくれた点もよかったですね。

03 得られた効果

店舗の採用状況が明確になり、具体的な対策が打てるようになった

—RPOサービスを導入いただいた事での効果や改善したことがあれば教えていただけますか?

導入して一番良かったと実感することは、定例時に出していただいている当社の実績や評価レポートによって店舗の採否状況が定量化されたことですね。これによって店舗ごとの傾向と対策が具体的になりましたし、課題に対する打ち手もしっかり実行できるようになったと思います。
あとは求人媒体別の効果も見ることができるので、次回求人媒体を差配するときの参考にしたりもしています。導入前まではそういった指標もなかったので、なんとなくの感覚で予算を使っていましたし、人事も本部も店舗もよく分からなかったと思います。 いまでは、こういうレポートやデータをつかって次年度の予算組みなども作っているので大変重要な指標となりましたね。
また、レポートから見えた課題に関して、ツナグさん側からも様々なご提案を頂けています。あとは、定期的にいただいているツナグ働き方研究所の情報もかなり参考にしています。まさに今、こういう時期だからこそのリアルな指標や、採用市場の情報がすごく分かりやすくまとめられているなあと感じます。自分で調べることもできるんでしょうが、まとまった状態で提供してくれるのは有り難いですよね。
株式会社エムアイフードスタイル様2

—​​​採用活動が定量化されたことによって社内に生まれた変化はありますか?

そうですね、日頃から店舗とのコミュニケーションは多くとっていると思いますが、数値が良くない店舗に声をかけてフォローすることができるようになったり、店舗に説明するときに数字を用いてきちんと説明できるようになったのもメリットですね。やはりそういう定量的な数値をもって話をすると店舗も一番納得します。本部が勝手にやっているというように思っている店舗もあるので、可視化されたデータを見て店舗と一緒に具体的な話をできるようになったのは大きいですね。
今年度の取り組みとして、当社の採用活動は複数のパートナー会社様とやり取りをしていますが、ツナグさんを中心に他社と連携する形に変更しました。間に入って各社とやり取りをしていただいているので、弊社側の手間もなくなりスピード感もって対応できるようになりましたね。更に多角的視点からいろいろな評価やアドバイスもいただけているので、各社を含めたソリューション提案もいただけています。

04 今後について

多様化するニーズや採用市場の変化に適応した提案を期待

—今後弊社と一緒に実現したい事や取り組んでいきたいことがあれば教えていただけますか?

まず潜在層の採用には戦略的な施策を打っていきたいですね。第一段階として潜在層に向けて最適なWEB広告を配信し、自社HPなどに流入させるサービスを4月から導入しました。これから効果が出てくるような段階なのですが、レポートの結果から見えてきた課題に対してしっかり打ち手を打てていると感じているのでそこは続けていきたいです。
あと、具体的な部分でいうと面接から採用までの決定率を50%にしたいです。担当の方とは高い目標だとは会話しているんですが、歩留まりを良くしてもっと店舗の店長たちに応募が来れば人が集まるという風に感じてもらいたいですね。その為に、採用ホームページの原稿内容を見直すなどといった部分をツナグさんと一緒にやっていきたいです。
弊社の中では「採用=(イコール)ツナグ」と認識しているので、これから変化していく採用市場や多様化するニーズ・メディア戦略に対応していく為に、今後もツナグさんと連携し、採用フローを構築していきたいです。あとは引き続き、採用のプロとして採用に関する情報はいただきたいですね。

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